あなたの施設の稼働率は大丈夫? 平均以上?それとも???
ウチの施設の稼働率が良いのか?悪いのか?それとも平均的なのか?
あなたの施設の稼働率はいかがでしょうか?
特別養護老人ホームであれば、いかがでしょうか?
平成26年9月度の厚生労働省の介護サービス施設・事業所調査結果によると、全国に464,069床のベッドがあり、同じ9月の在所者数は453,682人となり、平均すれば、利用率は97.8%です。
よって、それ以上の率であれば、全国平均よりも高い、もしくは低いという判断が可能になります。
では、ショートステイ(短期入所生活介護)の方はいかがでしょうか?
全国でショートステイ事業を運営されている事業所は、8,558ヶ所あります。それぞれの施設で定員枠が違い、数ベッドしか併設していない事業所もあれば、単独で50床、70床と整備された事業所もあります。
同じ調査結果から全国のショートの総数は、130,038床になるので、単純に上記の割り算をすれば、1事業所当たりの平均ベッド数は、約15.2床になります。これに1事業所当たりの利用延べ人員数は、月間371.6人の平均値とあるので、利用枠15.2×30日で月間の1事業所当たりの利用可能総枠数455.84人分となり、平均すると約81.51%となります。
このような基準に比較すれば、自施設の稼働率が高いのか?低いのか?分かり易いですね。
現場では、これまでのそれぞれの経験値から主観的に多い、少ないが議論される傾向にありますので、気を付けていただきたいと思います。