業務日報によるマネジメント
施設経営の中でマネジメント(運営管理)は難しいものです。
そんな中で管理をしやすくするための便利なツールが「業務日報」です。日報は、経営者が日々のご利用者・職員などの状況を短時間で把握できます。ITの活用によりシステム化が進んでいますが、手書きにしろ、ITにしろ、いずれにしても記録は必要です。よって、程度の差こそあれ、それ自体、面倒だと言えば、面倒です。
全国に100ヶ所以上展開している株式会社さわやか倶楽部様では、勤務日には、全職員がそれぞれに日報を書くルールになっています。
同社の埼玉県にある「さわやかひだか館」の弓削田 恵子 施設長の日報をご紹介させていただきたいと思います。
最近、日報を書くことが私の心の中を吐き出せるツールの1つになってきております。
一時は「日報を書く時間がないから書かない」と自分に言い訳をしていた時期もありました。しかし、日報を書くことで、“職員に言えないことや、1人で抱え込まなくてはならないことを、幹部の方々に伝えることができる最高のツールを与えて頂けているのだ”と思い、今では日報の存在に感謝しております。
また、私は社歌の詩が大好きです。本日も全体朝礼にて社歌を歌い、胸が熱くなりました。管理者は楽しいことばかりではありません。顔は笑っていても心は泣いていることもあります。ですが、社歌の詩を読むと「1人ではないんだ、どんなときでも側にいてくれる人がいる」と勇気を頂くことができます。挫けそうになると、必ず社歌の詩を読みます。
そして、私は“理念と哲学”の青い手帳を毎日肌身離さず持っています。自宅に帰ってからも読むことが多々あります。“理念と哲学”の手帳は、人としてどう生きなくてはならないか、を説いてくれています。自己成長にもつながると思っており、職員とも毎日青い手帳の唱和をしています。
人を支えるには、まずは自分が変わらなくてはなりません。本を読み、勉強をしていかなくてはと改めて実感致しました。本日も1日ありがとうございます。
経営者から管理職、スタッフまで、それぞれの一人ひとりの集合体が組織です。
それぞれが面倒だと思うか、やりがいだと思えるか?
それを形作るのは、マネジメントですが、それぞれの心の拠り所となる経営理念(想い)が基点となります。