1ヶ所に集めることが正解でしょうか?
朝から、S県の肢体不自由児を対象とする小中高の一貫校が建設予定となっている敷地に足を運びました。
それに隣接する医療型障害児入所施設・療養介護事業所にも訪問させていただきました。
午後からは特別養護老人ホームの建設予定地も視察させていただきました。その後に訪問させていただいたE保育園では、園庭でポニーや生まれたてのうさぎに、エントランスを入れば、葉っぱの上に無数に群がるはらぺこあおむしならぬ、蚕にお出迎えいただきました。さらに、水族館や遊戯室には本物のパイプオルガンまで。
園長先生曰く、
「最近は、軽い保育が多くなった。ウチは重い保育を目指しています。」
「この地域に棲んでいる魚や虫がわからないと先生は、先生と呼べないと思います。」
「身体や知的障がい、精神疾患を持つ子の受け入れない園が増えていると思いますがウチは受け入れます。だから職員は大変です。」
その他にも、学校教諭の退職金の有効な使い方や卒園児さんの活躍などたくさん教えていただきました。
先日、K県の東大進学率ナンバーワンのS高校にも訪問させていただきました。そこにはすばらしい教育があることは間違いありません。しかし、特別支援学級も上記のような生徒も居ませんでした。
確かに障がい者・障がい児をケア・教育するのは大変なことであり、それなりの力量が求められるのは当然のことと思います。
しかし、1ヶ所に集めることが正解でしょうか?
関わらないことで、本当に豊かな未来になるのでしょうか?
志のある方には、全てを受け入れられる体制を取っていただきたいと思います。